3年ぶりの溪

 昨年は家の事情で計画していたが、やむを得ず行けなかった。一昨年は現地に着いたら峠道が通行止めで行けなかった場所。久々に行ってきた。

天候にも恵まれ、いい一日のスタートが切れたと思ったのだが、予定どおりの行程を突き進む林道で想定外の土砂崩れで行く手を阻まれた。そのため予定していた入渓場所の手前で入渓した。

以前からこの場所でフライフィッシングをしてみたい、竿が振り易いだろうな思っていた。考えは間違っていなかった。そして滅茶苦茶釣れた。

今年は早い段階で尺イワナを釣ることもできた。

フワフワと浮いていた魚だった。

こちらは終了間際に出た魚。いい引きをしてくれた。

終始コンスタントに8寸~9寸の魚が水面を割ってでる。魚が多く、どの魚も餌をよく食べているようで肥えていた。

3年ぶりに訪れた溪の魚影の濃さは健在だった。大切にしたい場所である。

 

 

10時と10℃

フライフィッシングを始めて色々分かってきたことがある。ルアーフィッシングと比べて補食のタイミングがかなり重要だということ。

標高1000メートルエリアの小規模渓流というシチュエーションにおいて、5月の早朝はまだ気温が低い。水温も10℃を切ることがほとんどである。釣り始めはほぼパッとしないのだが、午前10時を超えてくると太陽の光も徐々に注ぎ、それにともない虫も徐々に飛び出す。水温を計ると10℃を僅かではあるが超えている。そうなると魚たちは水面を意識しだす。

今回は新規開拓で初めての場所ではあったが、まさにそんな状況であった。

 

 

 

途中、モンカゲロウのスーパーハッチもみられ、釣れる気しかしなかった(笑)

 

こちらは私の釣り上げたアマゴを仲間の釣り上げたイワナに交ぜてもらったワンショット。

 

まだまだ学ぶことの多いフライフィッシング。これから少しずつ標高を上げていき、自分のスキルも上げていければと思う。

竿を折ってしまった寂しい彼の後ろ姿。先に見える山々を見て何を思う。

直感を信じる

 当日の朝、当初考えていた3つの河川の中から、先週の開拓エリアを再度探ることを選択した。ダム差しの遡上アマゴが気になって仕方がなかったのである。朝から雨、水位的にはじわじわ上昇してきている感じでこれとない好条件にハマった。数匹小型の銀毛アマゴが釣れ、ある程度の目的を果たした後に、核心的な流れを通すと猛烈なチェイスを確認。魚にルアーを少しでも長く見せるためにあえて一瞬、リトリーブを遅くしたその瞬間に下からベリーフックをガッツリ咥えた。

 

 

理想的な展開に一人歓喜することとなった。

自分の直感を信じ、訪れたこの一時がたまらない。

 

開拓

 4月中旬、朝晩はまだ肌寒い気候ではあるが、日中は20℃を超す日も多くなってきた。気温が高くなり多くの虫たちがハッチしだすと、私は本流よりもフライロッドを握り渓流を歩きたくなる。

今回はフライロッドを封印し、本流の未開拓エリアの調査をしました。国道から見える川の流れは期待どおりのポイントだったり、全くそうでなかったり…。歩いて自分の目で確かめる事が何より大切である。そんなことはとうの昔から分かってはいること。しかし、いざ釣り場に出向くと、自分のよく知っているポイントばかりをランガンすることがほとんど。そんなに多くない引き出しを引いたり出したり。

新たなポイントを発見する度にフレッシュな気持ちになれる。そして自分の中の引き出しも増える。

時期、天候、水位、時間、様々な情報によって、ハマある時もあれば、ハマらない時もあるのは自然相手である以上当たり前である。

今回は可能性を感じる探索であった。

 

春の使者

 今年は例年よりも早く春らしい陽気になってきた。水中の様子までは分からないが、釣り人は気温の上昇につられて春気分になっているのではないでしょうか。

前日にまとまった雨が降り、幾分私の地域の河川もジワっと水位が上がった。魚も少し目覚めたのではないかと思い、水位計をチェックしていたところだった。ゆっくりと起床し、直前に行き先を決めた。銀毛アマゴ狙いに決めた。

水深があり、水の動きのある場所。ここ数年のルーティーンだ。ただ3月中旬に反応を得られたことは過去にない。しかし今年は違った。目的の銀毛アマゴとの出会い。

小振りだが、ギラギラとしたこの魚に今年の始まりを感じることができた。

その後、パーマークのある個体を探して、下流域から調査してみることにした。

居着きとはまた違った、うっすらパーマークを纏った個体がすぐに反応をみせた。満足感に満たされたその後、ドラマがおきる。

本流から差した個体。銀毛といっていいのか?鱒といっていいのか。いづれにせよこの早春に止水域ではないストリームで出会えたことに感動した。

 

2023年もよろしくお願いします。

昨年のオフシーズンから、相変わらず釣りのことをずっと考えたりしてます。ハンドメイドの方もコツコツと進めてきました。今回は7cmのシンキングも新たにセッティングしてみたのですが、実釣で試してみたいと思います。

 

 

3月に入り多くの河川の解禁の声を聞くと、僕もハンドメイドに一区切りをし、スイムチェックついでに私的解禁の儀に行ってきました。

 

 

年券をいつもの親父さんのお店で買って…。実は親父さん、年始から体調崩してずっと入院中らしい。早く復帰して欲しいし、また色んな情報を教えて欲しいな。お母さんが、出来る限りは釣り券の販売を続けていってくれるそう。親父さんの回復を願ってますね。

 

親父さんのお店の上流エリアで何とか一匹釣れたよ。

今年もようやく始まりました。よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

毛鉤で〆

 今シーズン最後の釣りに行ってきました。最初で最後の我がホームグラウンド。なんか最近毎年このパターンになりつつある。色んな確認のためにも一応行っておかないと・・・。

フライフィッシングを始めるようになってから、朝一番は魚からの反応があまり得られないことが多いのだが、今回はスタートからアマゴの反応が良かった。

気温17℃、水温14℃、虫はほとんど飛んでない。標高はさほど高くはなく500~700mの区間

同行者のルアーにはイワナの反応が顕著に出ていた。これも1つのデータとして引き出しにインプットできた。まだまだ産卵モードに入りきっていない個体が多かったせいか、ボチボチ数も出た。

途中からイワナの反応も良くなり始めた。典型的なイワナのポイントである、落ち込みの巻き返しなどを狙うことでアマゴとの釣り分けも楽しめた。

そんな中、今年の目標の一つ。

『尺イワナをフライで釣る。』

を自身の最終釣行日に達成することができた。

よく引くイワナで、久々にスリリングな釣りが楽しめました。

そして、尺イワナが釣れたら鰻を食べようと意気込んで1ヶ月。ようやく鰻にありつけたのであります。

満腹で〆ることができ、満足な〆となりました。

来年の目標

『尺アマゴをフライで釣る。』

に決めます。