ご報告

 以前から、渓流釣りのオフシーズン中に自分用、また釣り仲間にも使ってもらえればとの思いでバルサを削り、ハンドメイドミノーを製作しておりました。

勿論はじめはそれは酷いものです。泳ぎもいまいちの低クオリティ。作りはじめて10年、不器用な自分ではありますがトライ&エラーを繰り返し少しずつ上達したと思っております。

そんな中、滋賀県のコアな仲間がアウトドア、ストリートのアイテムを取り扱うお店をオープンするにあたり、ハンドメイドミノーの販売の機会を頂きました。オフシーズンのみの製作ということで、マイペースでやらせていただいております。極少量での出荷ですが、今後ともよろしくお願いいたします。 

HAYASHI MINNOW

売店 FOUREDGE

Instagramでも様々な商品の情報を発信されてますので、要チェック!

 

毛〆

今年最後の渓流。フライ仲間5人で一泊二日の富山旅。釣りして温泉入ってお酒呑んで釣りをして。時にまったりと、時に身体に鞭を打つ。9月終盤にしてやはり源流に向かう体は仕上がってきたのが惜しいと毎年思う。

今年もどっぷりとフライフィッシングという沼にハマった感がある。しかしそれで良い。ルアーを投げたければそれを選択するだけ。

今年最後は多くのイワナに出会うことができた。毛鉤が乾く暇もないほどだ。特別な良型というわけではなかったが素晴らしい個体がほとんど、十分満足な釣行となった。

私の10月以降は来シーズンに向けての休養(家族サービス)と準備期間。9月までに仕上げた体をキープするのが永遠の課題になるであろう。皆さま今シーズンもお疲れ様でした。

 

渇水が続く9月

とうとう禁漁までのカウントダウンが始まった。毎年のことではあるが、寂しいような、少し焦るような…。9月に入るとなんとも言えない気持ちになる。

今年はどうやら8月からは私の知る東海地方はあまり雨が降らずにいたようで、どの河川も渇水状態が続いている。条件がどうであれ、9月に入ればラストスパートをかける渓流釣り師は多いだろう。私もその一人である。

9月1週目、今年初のエリア上流域は案の定渇水でパッとせず。足跡も多かった。

序盤に出た唯一まともなアマゴ。

2週目、昨年の同時期に水量が多くて入れなかった支流に難なく入るこてができた。地図には林道が載っていなかったが、実際は釣り人がよく歩くであろう廃道があった。期待したパラダイスはなく、ボウズ逃れがやっとだった。

3週目、おそらく前日に雨が降ったであろう渓流をセレクト。平水ではあるが、1週目、2週目のことを考えるとまだ水面を見ている魚が多く、楽しむことができた。

粘りに粘ってなんとか出せた源流ヤマメ。

残すところ4週目のみ。怪我なく無事に今シーズンも終えられるよう安全に楽しみたい。

テン泊釣行

久々のテン泊釣行。7月に一度予定をしたものの、悪天候の予報だったため断念をした。

今回は3時間ほどの峠越えコース。5年ぶりのエリアへのテン泊釣行。

初日、テン場に着きテントを張り終えフライロッドを握り、第一目的であった支流へ向かう。

溪の様子を見て愕然とした。水がない?

伏流水になってしまったというだけの問題だけではない事情がありそうだった。今回はその上流の様子を確認することは諦め、下った本流筋を釣り上がることにした。魚はいるものの、サイズも小さくなかなかフライを吸い込まない。そんな中ファーストヒットしたのは少しずつ秋めいた魚だった。

同行者も9寸ほどのヤマメを頭にその他はサイズに悩む初日となった。

夜の宴は言うまでもなく、焚き火を眺めながらまったりとしたいい夜を過ごす。

2日目、別の支流を釣り上がった。ポツポツと水面を割って出る魚は小物ばかりではあったが、釣り上がるにつれてイワナも混じるようになった。

その後、ぶち当たった堰堤でドラマは起きた。まずは同行の仲間が丸々と太った33cmのイワナを釣り上げた。

二人でその余韻に浸った直後、私の番がきた。早々にフライを木に引っかけてしまった。ティペットを結び直し繋いだカディス#14、それまでの魚のサイズを考慮し、夏としては少し消極的な選択だった。落ち込みの流芯の右脇をナチュラルに流すと “すっ” と水面でフライを咥えた。

遡上ヤマメ37cm

仲間とハイタッチをし、何かをやり遂げた気持ちになった。もうそれ以上の何かを求める気持ちにもならずこれにて竿を納めた。

今回の渓流は過去に釣り上げることは無かったが、下流から遡上した大型の魚を数回見ていた。そして出逢いの可能性があることは承知していたが、まさかドライフライで釣れるとは思ってもいなかった。産卵のために遡上し、熟した個体が捕食行動をとることを知った。

まだまだフライフィッシング初心者である私のメモリアルな一尾になったことに間違いはなく、そしてその翌日には、峠を越えたことによって体がバキバキになったことは言うまでもない。

 

序盤から中盤の本流アマゴ

 今年は早い段階からフライフィッシングに行っていることもあり、昨年までと比べて本流アマゴを狙って川に立つことが少なくなっている。そんな中でも、丸一日釣りに時間が使えないような時は、川の状況に応じて朝マヅメに狙ってきた。

こちらはサツキマス狙いで久々にスプーンでヒットした尺上。

5月上旬、前日の雨により高活性だった体高のある尺上。

6月は2漁協の本流をランガンし、数度いいサイズのアマゴをかけるもバラシに終わってしまった。

7月、梅雨の終わりが近づいていることに気付き、慌てて滑り込んだ尺上。この日は2度も大物をバラす。

尺上といえどどれも尺ちょっと。

今シーズンも折り返し。厳しくなる残りのシーズンでメモリアルなアマゴとの出逢に今後期待したい。

悠然と泳ぐ大物

 会社の同僚を誘い出し、本流のアマゴを狙いに行くのか源流のイワナを狙いに行くのか悩んだ末、直近の天気と水位を考え源流イワナを釣りに行くことに決めたのは前日だった。

前日のお酒が抜けきらないまま当日の朝を向かえ、先行者がいないことにひと安心をし林道を突き進む。徒歩での入渓ポイントまでの間、林道から川の様子を時々見ながら浮いた魚はいないかと何度も足を止めるなか、悠然と泳ぐ40cmを超すであろう魚を見つけてしまった。興奮したのは言うまでもない。ただ我々は先をすすめた。

私はフライ、相方はルアー。場所に応じて得意な釣法でお互い釣りをした。

初めは小型の魚ばかりで、反応も今一つといった状況だったが徐々に状況は良くなり、相方は尺イワナ、私にも泣き尺イワナが飛び出した。

天気も良く心地よい時間が続いた。

今回はこれまでに入ったことの無い上流域まで釣り歩くことができ、新たな発見もありいい釣行となった。まだまだ先はあろうと思われるが水量も少なくなり魚のサイズ感も小さくなってきたのでこの場所で引き返すことにした。

 

帰りの道中、2人は行きに見たあの40cmを超すであろう黒い魚の事が気になり、夕マヅメのワンチャンに期待しつつその場所まで戻ってきた。そしたらやつは同じ場所に定位していたのだ。下流から回り込みフライでは分が悪いと思ったので、相方に任せた。相方は的確にやつの前にうまくルアーを通すが無反応。何度も通すが無反応。釣ることを諦めた我々は正体だけでも確認したくなり、水中に向けた動画カメラに写った黒い魚は

脂鰭のない…。

朝から興奮をありがとう!いい夢を見させていただきました。

 

飛騨行脚

 釣り仲間3人で、今回は梅雨の晴れ間に飛騨の渓流に向かった。6月も下旬、草木も生い茂り夏の釣りがスタートといったところでしょうか。前日までの釣り人らしき足跡も多く、反応の渋い釣りが始まった。

 

1人が竿を出すと、残り2人は水面に浮く結ばれた毛鉤の流れを見守る。

たまに水面を割って出るイワナはいるが、予想以上に厳しい。渇水と人的プレッシャーの影響でしょう。

たまに素直なイワナも顔を出すが、極わずかだった。

そのまま釣り上げると、ある場所から足跡が少なくなった。

もしかしたら “ここからか?” 

その後は楽しい時間が続いたわけであります。

尺上も出て今年のフライフィッシングは充実している。

今回は飛騨エリア、あと一月もしたら大量の虻のわく場所。できればその前にもう一度今シーズン訪れてみたい。