開拓

 4月中旬、朝晩はまだ肌寒い気候ではあるが、日中は20℃を超す日も多くなってきた。気温が高くなり多くの虫たちがハッチしだすと、私は本流よりもフライロッドを握り渓流を歩きたくなる。

今回はフライロッドを封印し、本流の未開拓エリアの調査をしました。国道から見える川の流れは期待どおりのポイントだったり、全くそうでなかったり…。歩いて自分の目で確かめる事が何より大切である。そんなことはとうの昔から分かってはいること。しかし、いざ釣り場に出向くと、自分のよく知っているポイントばかりをランガンすることがほとんど。そんなに多くない引き出しを引いたり出したり。

新たなポイントを発見する度にフレッシュな気持ちになれる。そして自分の中の引き出しも増える。

時期、天候、水位、時間、様々な情報によって、ハマある時もあれば、ハマらない時もあるのは自然相手である以上当たり前である。

今回は可能性を感じる探索であった。