春の使者

 今年は例年よりも早く春らしい陽気になってきた。水中の様子までは分からないが、釣り人は気温の上昇につられて春気分になっているのではないでしょうか。

前日にまとまった雨が降り、幾分私の地域の河川もジワっと水位が上がった。魚も少し目覚めたのではないかと思い、水位計をチェックしていたところだった。ゆっくりと起床し、直前に行き先を決めた。銀毛アマゴ狙いに決めた。

水深があり、水の動きのある場所。ここ数年のルーティーンだ。ただ3月中旬に反応を得られたことは過去にない。しかし今年は違った。目的の銀毛アマゴとの出会い。

小振りだが、ギラギラとしたこの魚に今年の始まりを感じることができた。

その後、パーマークのある個体を探して、下流域から調査してみることにした。

居着きとはまた違った、うっすらパーマークを纏った個体がすぐに反応をみせた。満足感に満たされたその後、ドラマがおきる。

本流から差した個体。銀毛といっていいのか?鱒といっていいのか。いづれにせよこの早春に止水域ではないストリームで出会えたことに感動した。