リズムにのれなかった6月
今年も早いもので半分が過ぎた。季節の進行と共に私にも釣れる魚を追って、少ない知識と経験をフル活用して3漁協管轄を走り回った。
6月、渓魚にとって最盛期を迎える。毎週、アマゴをメインターゲットとして本流、渓流を釣り歩くも思い描いたような魚が釣れなかった。チャンスはいくらかあったはずだが、バラシたりかけ損ねたり…。感動と魚の両方を手にすることはなかった。それよりもチャンスすら無かった日も多かった気がした。そんな6月に唯一カメラを向けた一尾は泣き尺。
しかし、その後が続かず不完全燃焼の6月を終えた。
迎えた7月、悪い流れを払拭するためにラインを巻き替え、ベスト、帽子を変えてみた。
梅雨らしい天候が続き、ようやく雨の恩恵を受けることができた。一歩タイミングがズレたら釣りが成立しないような雨のふり方のなか。ドンピシャのタイミングだった。
納得の尺上アマゴ
理想的な流れの中で出た一尾。
ポイント移動した後、大アマゴのチェイスを確認。二度もチェイスをした。まだ針には触れていない。立ち位置、ルアー、トレースコースを変えてようやくヒットさせることに成功。岸際の葦に突っ込んだ時にはラインブレイクが頭を一瞬よぎったが、なんとかランディングに成功した。
久々に興奮することができた。たまにこういう事が起こるから釣れなくても通ってしまう。
降りしきる雨、直後には濁りで釣りどころではなくなった。まさにドンピシャのタイミングだった。