ヤツらに突進

 お盆あけに仲間と北陸方面の渓流に向かった。ここを訪れるのはもうずいぶん久しぶりになる。まだまだ猛暑が全国的に続いていることもあり、ヤツの存在を忘れてはいけない。多少の対策はしてはいたものの現地到着早々に猛攻にあう。お盆休み前にネットで注文していた“おにやんま君(オニヤンマの模型)”が間に合わず、その効果がいかほどかを確認することができなかった。
入渓直後より魚の反応があり、多少の足跡はあるものの連休後の釣り荒れた状況ではないことに安堵した。
しかし、たまにヤツらが群がって身体中にまとわりつき、手やゲーターの隙間から攻撃するため釣りに集中できない場面もあり、本当の意味での安堵とはいかなかった。
8時を過ぎ、日が射すようになるとヤツらの攻撃も単発になりようやく釣りにも集中できるようになった。

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この三つ口イワナはひっそりと倒木の際に身を潜めていた。

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久々に訪れたこの渓流は以前とかなり状況は変わっていたようであるが、魚はまだまだ健在だったことが嬉しかった。退渓後、大粒の汗を滴しながらトボトボと車に向かった。戻った車内には動かねヤツらがダッシュボードの上にいたのは言うまでもない。
ヤツらとはもちろん“オロロ”のことである。今一番知りたいことは、オロロの天敵はオニヤンマという噂の真実である。