イワナと豆腐ステーキ

 6月中旬、私を含め仲間3人で飛騨のある渓流へ行ってきた。訪れたのは3年ぶりだった。釣行前日、飛騨から北陸にかけて大雨が降っていたため、目的地到着の間に通過するいくつかの河川はどう考えても釣りが不可能な増水であった。当日の車内の3人は不安感を抱きながら、その日のスケジュールについての会話がほとんどだったのを覚えている。
現地に到着し、目的の渓の状態を確認すると笹濁りではあるが、遡行に問題ないレベルの増水であった。むしろこれから減水することを考慮するとベストな状況ともいえる。
身支度し終えて、1時間少々林道を歩いた後に入渓したのだが、仲間の一人が一歩も動かずとも3匹のイワナを釣り上げた。その時点で今回のタイミングが絶妙だったと僕ら3人はその日の成功を予期したことであろう。

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久々にイワナのパラダイスだった。

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白い石の多いこの渓のイワナ達は、色白タイプが大半だが岩陰から飛び出すのは色黒タイプも多くいた。

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多くのイワナに遊んでもらえることがわかった仲間二人は、M氏の作るペンシルベイトで楽しんでいる。その光景に私も興奮させられた。今回の釣行で私の唯一の反省点はルアーボックスにトップを入れていなかったことだ。
午後3時を回った頃から、我々はお腹一杯になるほどのイワナと戯れたため、早めに脱渓した。まだまだ時間はあったのだがもう一つの目的に、国八の豆腐ステーキがあった。
私は何度も飛騨を訪れてはいるのだが営業時間に間に合ったことがない。今回は国八の豆腐ステーキを食すことも目的の一つであった。

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色々な要素を持ち合わせる釣りという趣味。ご当地のグルメを楽しむのも釣りの醍醐味の一つである。心も胃袋も満たされた
飛騨行脚であった。