雨、大雨

 7月に入り雨の日が連日続いている。ただの雨ならよいのだが、各地で災害をもたらすほどの豪雨。私の住む岐阜県にも甚大な被害をもたらした。かくも私が通う水系でも飛騨川が氾濫した。R41号においては当分の間、通行止めが続くことになる。温暖化の影響かどうかはわからないが、最近の天候は今までの常識が通用しないほどであるため、これまで以上に自然災害には高い意識をもって行動したいと思います。
また、被災地の早い復興をお祈り申し上げます。

さて、どこの川の水位計をみても竿が出せる状況ではなかったこの2週間。休日にようやくなんとか竿が出せるだろう河川に出向いた。通常より50cmくらいは高い水位、ジンクリアな水色。アマゴ狙いには悪くない状況であった。鮎師にはとってはさすがにまだ難しいのであろうか、ほとんどその姿を見なかった。下流からいくつかのポイントをランガンしていくがしばらくは反応は得られない。いつもより高い水位により、普段あまり気にならない場所が妙に気になった。
ダウンクロスで釣り下り、帰り際にアップクロスでキャストした自作のミノウに狂ったかのようにチェイスしてきたのは理想的なアマゴだった。

f:id:yossy-nt:20200713124320j:plain

f:id:yossy-nt:20200713124416j:plain

コンディションが抜群によく、キリッとした顔つきをした私好みのアマゴ。

その後は、らしいポイントでは魚の反応は得られるもののしっかりとフッキングさせられず悔しい思いをした。しかし魚の居場所はしっかりと把握することができた。
帰り際のラストポイントでは極太のアマゴが出た。パワフルなひきで楽しませてくれたのだが…。

f:id:yossy-nt:20200713051219j:plain

f:id:yossy-nt:20200713051504j:plain

太く体高も素晴らしいのだが、どうしてもこの花魁系の朱点だけは残念な気持ちになるのは私だけでしょうか。しかし魚に罪はない。この子はよほどの大食漢なのであろう。まだまだ大きくなれるタイプのはずだ。もっと餌を食べろよとリリースした。

f:id:yossy-nt:20200713141552j:plain


翌日、どうしても前日にかけることができなかった大アマゴのことが忘れられず川へ向かった。一応、ライブカメラで状況は把握したつもりだったのだがその考えは浅はかだった。目的の魚を狙うまでもなく、もちろんとんぼ帰りをくらった。昨今の大雨を舐めてはいけない。