梅雨入り前とアユ解禁前

 本流アマゴ釣りの時期として一番快適で、楽しいのが梅雨入り前であり、アユの友釣りが解禁していないこの時期だと思う。釣れるアマゴのサイズは別にしても、魚の反応や釣果数は5月に入ると途端に上向く。水生昆虫、稚アユの放流など様々な要素はある。アマゴの体つきを見ても分かる通りよく餌を補食している。

8寸~9寸サイズのよく肥えたアマゴが、相手をしてくれる。だが毎回、良く釣れた日と似たような条件であっても、必ずしも状況が良いとは言えないのが自然相手による遊びだということ。水温、気温、天候、人… 考えてもキリがない。

ただ、一つ分かっていることとすれば、平水~渇水時にいたっては適度な流速、有酸素がからむ水深1メートル前後のポイントにおいては高確率で、アマゴからのコンタクトは得られる。決して大物が潜むとは言えない場所かもしれないですがね。

5月も下旬、一雨が恋しいような状況のなかでいいアマゴが釣れた。2週間前にバラシた場所。低水位時しか遡行できないエリアのために、この低水位を狙っていた。

泣き尺。 満足な一尾だ。